今までは、犬の躾について記してきました。
少々硬い内容ばかりになってしまったので、今回は、みんなが大好きな「遊び」の話です。
犬にとっての「遊び」とは、どんなことでしょうか?
簡単に考えてください。
ここで難しく考えてしまうと、全てが楽しくないものになります。
ボール遊び。ワンプロ。追いかけっこ。綱引き。アジリティー。
これらは全て「楽しい」ものです。
もちろん、犬にもそれぞれ個性がありますので、好き嫌い。得手不得手があります。
とはいえ、本来「遊びは楽しいもの」です。
簡単な答えでしょ?
それがわかれば、あとは簡単。
愛犬が好む遊びを見つけてあげましょう。
我が家の怪獣『軍太』は、骨の髄までワンプロ好きです。
私と毎日取っ組み合いをします。
腕にミミズ腫れを作りながら遊びます。
それでは、犬と遊ぶ事によって、どのようなことが起こるのか?
ざっくりと説明していきます。
1・たくさん遊ぶことによって、犬にストレスが溜まらなくなります。
2・遊びの中から人とのルールを覚えます。
3・家族との信頼関係が強固なものになります。
他にもいろいろあるのですが、今回はこのくらいで。
それでは「何故そのようになるのか?」を説明していきます。
ざっくりと。
当然のことですが、たくさん遊ぶことによってストレスが軽減されて穏やかな犬に育ちます。
当たり前のことですよね。
そして「遊びにはルールがある」ということも教えられます。
ルールがないのは、ケンカと変わらなくなりますので。
信頼関係を築くのは「遊び」が一番確実な方法です。
「遊びにはルールがあり、互いにそれを守る」それが出来るのは、信頼関係があるから。
こうしてみると、遊びがどれがけ大切なことなのかが分かると思います。
たくさん遊んで育っている犬は、みんな笑顔です。
遊ばないとどのような犬に育つのか?って。
簡単なことです。さっきの説明の真逆の犬に育つことが多いです。
ストレスが溜まっていて、ルールも信頼関係もない。
そんな犬をたくさん見てきました。
だからこそ、犬を迎えたらたくさん遊んでください。
その時間は、必ず犬を良い子にします。
出来ることならば、毎日サボらずに。
とてもよくある事なのですが、落ち着きのない犬は「遊び不足」がほとんどです。
元気が余っているのに、それを発散させられない。
それは、問題行動につながります。
たくさん遊んでいる犬には、大きな問題行動がありません。
何故か?
当たり前ですよね?ストレスが溜まっていないのですから。
「ドッグランで他の犬と遊べると良いな」と、考える方も多いと思いますが、犬にも相性があります。
もしも、愛犬が楽しくないような表情を見せたら、それは「仲良くできない犬がいる」ということかもしれません。
そんな時は、無理に長居をせずにさっさと帰ってしまいましょう。
「全ての犬と仲良く」なんて、あり得ないのですから。
我々だって同じです。
どうしても仲良くできない人って、必ずいますよね。
我々に出来ないことを、愛犬に求めるのはかわいそうなことです。
さて、遊びの話をまとめましょう。
『たくさん遊んでいる犬は、毎日笑顔で楽しく暮らしている』
この笑顔が幸せの証拠ですね。
「たかが遊び」と侮らないことです。
遊びというものは、犬を良い子に育てる一番の近道なのですから。