
今回は面白い本を見つけたので、それの紹介と私の考えをお話しします。

小顔する本はこちら。
Newton12月号増刊「wan!ton」です。
犬好きさんならチェック済みの方も多いと思います。
読んだ感想は「読みやすくて面白い」と言う一言ですね。
しかし、この仕事をしている身としましては、ツッコミどころも少々ありました。
そこで、まずは面白かったところの紹介。

イヌの栄養と健康
この章はとても面白かったです。
何故、犬種ごとに専用フードを開発したのか?とか、その辺のことも面白かったのですが、1番面白いと感じたのは『日本犬にはDHAやEPAが必要』と言う研究ですね。日本人が魚を多く食べていた事と関係があるのかな?とか考えると、とても面白かったです。
さて、次は少し納得のいかなかったところをお話ししていきます。
読みたくない人はここまででも構いませんよ。

ここからは、私個人の意見になります。
第二章『イヌの生態と性格・行動』
この章には「小型犬はイヌどうしの会話が苦手?」とあります。
私個人の意見ではあるのですが「小型犬だから」と言うことは絶対にありません。
大型犬でも「イヌとしての会話が出来ない」犬を多く見てきました。
実際に、私のパピーコースを優秀な成績で卒業してくださった御家族様の小型犬は大型犬とも仲良く遊びます。
それでは、何故このような勘違いが起こるのか?
説明します。
最初に「小型犬はペットショップから迎えることが多い」と言うことが一つ挙げられます。
これは、子犬の心の成長にとても良くない影響が出る可能性が高いのです。「幼少期のとても大切な時期に他の犬と触れ合わずショーケースの中で過ごす」これは、『犬の言語』である『ボディーランゲージ』を覚えるための時期を寂しく退屈に過ごす。と言うことになります。
本来ならば「ボディランゲージは親犬から教わるべきこと」なのですが、ショップにいる事によってその機会を全て奪われていると言っても過言ではありません。
親犬の愛情も、犬としても振る舞い方も知らずに新しい家庭に迎えられる。
そして、人は犬をどう育てて良いのかわからない。
これでは問題行動が始まってしまっても仕方ないですよね?
その辺りのことから目を逸らしているのか、それとも気づいていないのかはわかりませんが『小型犬は〜』と言うのは間違いです。
ボディーランゲージは、犬共通の言語だと私は考えます。だからこそ、私は犬の行動を真似てトレーニングをします。
そして、次にお話しするのは「人は犬を擬人化する」と言う事です。
私に言わせれば『犬は犬という素晴らしい生き物』なのです。それを擬人化して見るというのは『犬を犬として見ていない』という事になります。
だから、他の犬に注意されたときに「うちの子は悪いことをしていなかったでしょ⁉️」とか言い出すのです。それでは「犬が学習する機会を人が奪っている」事につながります。多くの場合、犬が相手の犬を叱りつけるときには当然、理由があります。挨拶ができていなかったり、挑発的な態度をとっていたりと理由は様々ですが、理由もなく相手の犬を攻撃するなんてことはまずありません(当然ですが、相手の犬に問題があれば話は変わります)。
簡単に(乱暴に)まとめると『小型犬は犬として育っていないことが多いので、他の犬達と問題が起きやすい』という事になります。
と、色々と思うところはありましたが、全体的にはとても面白い本です。
是非一度手に取って見ることを勧めます。
それでは、また。