ここ2年くらい、パピーレッスンで来る新規の生徒さんに質問されるのですが
「子犬を迎えたら、1ヶ月間は構っちゃダメって言われたんです」
とかなんとか。
詳しく聞いてみると
「環境の変化に慣れさせるために、放っておきなさいって言われました」
とのこと。
私の正直な意見
バカなの?
考えても見てください。
子犬って、1ヶ月間でどのくらい成長するのか?
コレが
こうなるわけですよ。
ご存知の通り『子犬の1ヶ月間は、人間の約一年間に相当する』わけですよね?
その大切な時期に構うなって
それって虐待だよね⁉️
とても大切な時期なんですよ。
家族として迎えて『これから一緒に幸せになろうね』って時期に、無視しろって?
何考えているのか。
乱暴に説明します。
そうですね。人の子に例えてみましょう。
幼稚園に入園しました。先生たちは、新しいお友達が幼稚園の環境に早くなれてもらうために『1年間』無視します。
当然、遊びもおしゃべりもしません。
行うのは健康チェックと、ご飯とトイレのお世話だけです。
話しかけられても、その子のために無視します。
どう思います?
犬だから良いって?
そんなわけないですよね?
家族に迎えて最初にしなければならない事は健康チェック。
お医者さんに連れて行って、健康診断をしてもらう。
寄生虫の検査とか、痩せすぎていないかとか。
正直に言って「大和」は小さかった。
「大型犬種の子犬にしては小さすぎるよね?」
って、心配になるくらいに小さかった。
(四国犬の「軍太」の方が立派な体をしていましたよ)
で、迎えた次の日にお医者さんへ行きました。
健康診断が終わり、問題なしと言われたら、次に行うことは一つ。
子犬と遊びましょう。
本来、犬は子犬を無視なんてしません。
とことん遊んであげるのです。
そこに血のつながりがなくても、子犬を無視なんてしないのです。
犬たちは子犬と遊んであげるのに何故、人は子犬を無視しなければならないのか?
それについて納得の行く説明をしてくれる人がいないんですよね。
無視された子犬はどうなりますか?
当然、心が傷つきますよね?
それがわからない人がいる。
で、要求吠えや破壊活動などの問題行動が多く出てくるわけですね。
たくさん遊んで育った私の生徒さんの愛犬たちは、みんな良い子に育っています。
お散歩会で喧嘩なんてありません。
色々な犬種。年齢、性別、大きさ関係なく平和です。
何故ならば
子犬の時に無視されていないから
コレが答えの一つです。
当然、年長の犬に叱られる事はあります。
でも、それって当たり前のことなんですよね。
悪いことをしたら怒られる。そうやって良い子に育つのですから。
ブルテリ(ミニチュア)たちも、ケンカなんてしないで仲良し。
そりゃそうだ。仲良く遊ぶ方が楽しいもの。
これは、人と犬の関係でも同じことが言えます。
仲良くなりたかったら遊ぶ事です。
遊びは『子犬の心を正常に育み、人との信頼関係を築き上げる』のに最も適した方法ですから。
今回は少し言葉が強くなってしまいましたが、子犬を迎えたら
絶対に無視なんてしないでください
それ(無視)は子犬の心を傷つける行為ですから。