まず私は、服従訓練が嫌いなトレーナーです。
服従訓練とは、マニュアル化された物であり、犬によっては「得手不得手」が有るので、「落第する犬と人」が出てきます。
問題行動の修正とは、人と犬がともに暮らすにあたって「人が犬に、してほしくない行動」を止めさせること。
問題行動とは、多くが服従訓練では治らないものが多いのです。
私は、犬の個性を伸ばしながら問題行動をなくし、犬との暮らしを楽しいものにしたいと考えています。
例えば、遊び好きな犬だけれど、乱暴な気性だとします。
その場合、遊ぶのが好きな性格は残しつつ、乱暴な気性を抑えるように、犬に教えます。
大切なのは、犬の性格をできるだけ読み取り、犬が何を求めているのかを、人に理解してもらう事。
犬とは本来、遊ぶのが好きな生き物です。
しかし、犬の遊びを人がするのは「とても大変」です。だからこそ、犬同士仲良く遊ばせるのも大切です。
そして、問題行動の修正に、年齢はたいして関係ありません。
高齢の犬の方が、頭が硬く時間がかかる事が多いので、仔犬の頃から始めると後が楽。
成犬になった時には良い子に育っている。・・・とは言ったものの、成犬の方が理解が早いこともあります。
服従訓練では、犬種による優劣があります。
問題行動は「どんな犬にも有り得ること」で、「犬種に関係なく」直ります。
繰り返しますが、私は、犬の個性を伸ばしながら問題行動をなくし、
犬との暮らしを楽しいものにしたいと考えています。
ドッグトレーナー
冨楽 恒平
(ふらく こうへい)